「あら、首がしっかりしているわね」という。「そうでしょ?」と母親。3ヶ月前はまだ首が据わっていなかったのだ。背中もしっかりしている。だが、また赤ん坊は泣き出した。「おっぱいじゃないかしら」といって、彼女に赤ん坊を渡す。受けとる母親。乳房を出して、おっぱいを与えようとしているので、わたしは遠慮して顔を逸らそうとするが、彼女の腹部がほんのり膨らんでいるのを見る。彼女の側に優しく夫がいて、世話をしている風。わたしはそのことを当然のように受け止めている。
女性の上の男の子がドリルに向かっている。小学校の中学年くらい。男の子はわたしの娘が書いたドリルを採点(ごっこ?)している。オレンジ色の鮮やかなサインペンで採点している。丸もついているが、正解にも×がつけられていたりする。×の数が多すぎて、娘が気の毒だと思う。そしてわたしはふと我に帰る。まるで、わたしは女性と夫を両親にしているようではないかと思う。こうして一緒に暮しているなんて。まあもう慣れた生活ではあると思う。当然夫は女性と関係があるようだが、それも一向に不思議ではないと思ったりもする。が、何かが変だと感じる。
Aバスに乗ってる。明るい雰囲気。長椅子のほうに移動して、ビジネスマンなんかに挟まれて窮屈な思いをしているが、やがていくらか人が少なくなり、ゆったりと座れるようになった。わたしの黄色いトランクと赤いバッグは荷棚にあるので、そろそろ下さなくてはと思う。途中まで、妹や母が一緒だったような気もする。わたしには連れがいるようでもある。
B綺麗なホール。村上春樹の映画の試写会なのか、彼が来るようで、後ろのほうに席が用意してある。始まるまでには時間があるので、娘が拵えた人型の可愛らしいクッキーを携帯で写して、ブログにアップしようと思う。フラッシュの光が弱い。大学のときの友人Cちゃんが、横に座っているが、コンセント(?)を修理してあげるわ、といい、何とか直してくれる。「あなた、やっぱり文系じゃなくて理系なのね!」とわたしは感心していう。
Cわたしの左耳から、風に吹かれたのか、耳垢がまるで落葉のように散っている。抽象的な模様にも見える。
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